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不動産担保ローンを利用する前に知っておこう
不動産担保ローンはその名の通りに不動産を担保にしたローンです。
一般的なローンは担保がないために、お金を借りようとしたら連帯保証人を差し出せと契約の際に迫られることが多いです。
けどこの不動産担保ローンの場合は契約しようとする人が所有している不動産を担保にするために連帯保証人を探す必要がありません。
これが不動産担保ローンを借りれる1つ目のメリットとなります。
2つ目のメリットは不動産は自ら動けないので、万が一返済が滞ればそれを容易に差し押さえられてしまいます。
返済に滞った分はこの差し押さえられた不動産を売却して損失を埋めてしまいます。
これを可能にするために契約の際に抵当権の書類に記載されている所有者の代表が金融会社の関連会社になるように書き換えられてしまいます。
一般的なローンは連帯保証人が契約者の代わりに返済しなければなりませんが、かといってすぐに資金の回収がされる完全な保証がありません。
しかし不動産担保ローンは資金の回収が行いやすいので借りようとする金利も低めに設定されてる場合が多くなります。
3つ目のメリットは不動産を担保にしてるために借りようとするお金の金額も無担保ローンに比べて大幅に増える傾向となります。
無担保ローンの場合だと借りようとする人にもよりますが、せいぜい数百万円がいいところ、不動産担保ローンだと1000万円を超える金額を借りることも可能となります。
しかし不動産担保ローンはいいことだけではなくて悪いことも想定されます。
その1番目は万が一返済困難で不動産を差し押さえられて売却されたとしても、依然として借金が残る場合もあり得ます。
そんなときは引き続き契約者はいろんな方法で残る借金を返済していかなければなりません。
次は抵当権書き換えのための登記費や手数料などが案外かさむことです。
合計すると数十万円になることもあり得るかもしれないことです。
ということで不動産担保ローンを借りようとする場合はこの手数料などを込みで計算して、他のローンと比較検討しなければなりません。
そのうえでどちらが有利かを考えなければなりません。
さらに要注意することは借りようとする側の返済能力が良すぎる場合の対応です。
返済はできるだけ早く済ませるに越したことはありませんが、あまりに早く契約予定よりも返済してしまうと、金利を払う金額が少なくなります。
これは一見して良いことなのですが、貸す側にしてみれば予定よりも利益を失ってしまうことを意味します。
ただでさえマイナス金利などの影響で経営が厳しい金融機関にしてみれば、さらに経営を圧迫してしまいかねないので、違約金なるものが発生して帳尻を合わせるなんてこともあり得るかもしれません。
ついでに借りる際には何の目的で借りるかを訊かれますが、事業や投資目的と答えてしまうとアウトになります。